2014年1月29日、京都国立博物館の村上隆・学芸部長より、邪馬台国の女王・卑弥呼の鏡ともいわれる『三角縁神獣鏡』を3Dプリンターで複製したレプリカに太陽光を当てると、“魔鏡”の作用があるとの発表がありました。

 “魔鏡”って・・・。なんだかすごく恐ろしそうな鏡ですね。初めて聞きました。(^_^;)

 なので、今回はこの魔鏡について、それがどんな作用を引き起こすのか、なぜこんな邪悪そうな名前が付けられたのか、また、魔鏡の特性を持った三角縁神獣鏡の役割とは何なのか調べてみました。

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一見普通の鏡。どんな作用を引き起こす? 

一番気になったのが魔鏡の力とは・・・。調べてみると不思議な作用がありました。

 一見、普通の鏡の面に太陽光などの光を当てて反射させると、映し出された光の中に鏡の裏側の文様が浮かび上がる『魔鏡現象』という作用を引き起こすそうです。
 
 真平らの面に光を当てただけなのに、不思議な模様が浮き上がる魔鏡。それを作るにはかなり繊細な技術が必要だそうで、今日本で作ることが出来るのはたった一人だけだそうです。
詳しくはこちらのサイトで。



 
魔境の語源は?

 古くは中国の漢の時代から存在していたと言われ、日本では江戸時代、隠れキリシタンがひそかにキリストの像などを映して信仰に使っていたことなどから盛んに作られていたそうです。
 
 “魔鏡”とは何とも不吉な名称ですが、その由来と言うのがなんと明治時代に鏡が引き起こす不思議な現象をみた欧米人が“マジックミラー”と呼び、それを和訳した“魔鏡”という名称が日本で定着したそうです。

“魔鏡”なんて言うから、てっきり“悪魔”とか“魔物”の『魔』だとおもっていたのですが、“魔法”の『魔』の方だったんですね。




魔鏡作用が見られた『三角縁神獣鏡』の役割は?


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参考元URL


 魏の皇帝より卑弥呼への贈り物として日本に入ってきたという話や、最初から日本で作られたという話など諸説ある『三角縁神獣鏡』。

鏡の裏側は三角縁になっていて神像や霊獣が表されている形状から、このようなカッコいい名称がつけられたそうです。

 その役割にもいろんな説があるみたいですが、今回の魔鏡現象が発見されたことにより、兵庫県立考古博物館の石野博信館長は「目の前に輝く日輪が現れ、人々はさぞ驚いただろう。女王卑弥呼のカリスマ性を高め、内乱が続く倭国をまとめるための演出に利用したのでは」と推測。
 国際日本文化研究センター名誉教授の山折哲雄さんは「魔鏡現象が起きる鏡で太陽を反射させ、人間の力を超えるものを感じさせる役割を果たしたのではないか」と話しています。

学者さんたちはこの発見により、さらなる研究がスタートできると期待を寄せているようです。

 現在でも完成するのに3か月かかるほど精密な技術が必要な鏡ですから、当時の人々がこの不思議な現象を目の当たりにすると、鏡の持ち主に不思議な力が宿っていると思ってもおかしくありません。


 卑弥呼も、当時の人々をまとめるために、この“魔法の鏡”を使っていたのかもしれません。





 複雑な文様の三角縁神獣鏡を精密に復元したレプリカをつくる技術もすごいですが、今よりももっと少ない道具でこんな繊細なものを作り上げていた当時の人たちの職人技にも感動しました。





 



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